流動床（りゅうどうしょう）の中（なか）は空気（くうき）の力（ちから）で上下（じょうげ）にぐるぐる回（まわ）っていて中（なか）にいる微生物（びせいぶつ）もいっしょになって動（うご）き回（まわ）りながら水（みず）に含（ふく）まれている汚（よご）れを食（た）べています。
汚（よご）れの中（なか）にはいろいろなものがあって、ばい菌（きん）もたくさんいます。汚（よご）れた水（みず）をそのまま流（なが）すと、川（かわ）の水（みず）がきたなくなり、川（かわ）で生活（せいかつ）している魚（さかな）などの生き物（いきもの）たちが生（い）きていけません。
また、私（わたし）たちの飲（の）む水（みず）にも悪（わる）い影響（えいきょう）を与（あた）えたりします。ですから、し尿処理施設（しにょうしょりしせつ）では私（わたし）たちの周（まわ）りの自然（しぜん）をこわさないように、やさしいきれいな水（みず）にして川（かわ）に流（なが）しています。

「僕（ぼく）はアンモニアを食（た）べて硝酸（しょうさん）というものを作（つく）る硝酸菌（しょうさんきん）という生き物（いきもの）です。
一万分（いちまんぶん）の一ミリくらいの大きさで、電子顕微鏡（でんしけんびきょう）でしか見（み）ることができないよ。」

「私（わたし）は空気（くうき）がなくなると、作（つく）った硝酸（しょうさん）を食（た）べて窒素（ちっそ）ガスというものにして吐（は）き出（だ）す脱窒菌（だっちつきん）という生き物（いきもの）です。」